住民基本台帳カード(住基カード)について

住基カードの利用範囲
住民基本台帳カードは、セキュリティの高いICカードで様々な利用が可能になります。
ICカードとは、ICチップが内蔵されたカードで、キャッシュカードやクレジットカードと同じようなサイズです。ICチップはマイクロコンピュータとメモリであり、格納されている情報を暗号化したり、情報が格納されている場所に鍵をかける事ができます。従って、大切なプライバシー情報を格納するのに適しています。
住民基本台帳カードには、磁気ストライプが格納されており、市町村ごとの独自のサービスにも利用できます。
1.インターネットによる行政手続き
住基カードに格納された電子証明書を使って電子申告、電子申請、届出サービスが利用できます。
  1. 国税の電子申告、電子納税
  2. 地方税の電子申告、電子納税
  3. 国や地方公共団体への電子申請・届出
    • パスポート申請
    • 住民記録関係の申請・届出(住民票交付申請、印鑑証明書交付申請、転出届など)
    • 福祉関係の申請・届出(児童手当認定申請、要介護認定申請、身体障害者手帳の交付申請など)
    • 戸籍関係の申請・届出(戸籍謄抄本交付申請、出生届、婚姻届など)
    • 税務関係の申請・届出(所得証明書交付申請、納税証明書交付申請、評価証明書交付申請など)

2.公的な身分証明書
写真付きの住民基本台帳カード(Bバージョン)は、市町村長が交付する公的な身分証明書として、パスポートの交付申請の際の本人確認などに使うことができます。

3.市町村ごとの独自サービス
市町村が条例で定める様々なサービスで利用ができます。
  1. 証明書自動交付機を利用した住民票、印鑑登録証明書などの交付
  2. 申請書を自動的に作成するサービス
  3. 健康診断の申し込み、結果の照会など
  4. 事故などによる救急医療時の本人情報の提供
  5. 災害時などにおける避難者情報の登録、検索
  6. 公共施設の空き照会、予約
  7. 図書館の利用、図書の貸し出し
  8. 健康保険、老人保健などの資格確認など

4.他市町村での住民票交付
本人または同一世帯の方は、他市町村の窓口において『住民基本台帳カード』を提示いただくことにより、その場で住民票の写しを取得することができます。

5.転出転入の簡素化
『住民基本台帳カード』の交付を受けている本人または世帯主の方は、郵便信書で転出届出をしていただくだけで、新しい住所地で転入届出ができます。
(従来は前住所地で転出証明書を受け取らないと、新しい住所での転入届出ができませんでした)
関連項目
電子申告開始
住基ネットと住基カード
住基カードの取得
e-TaxシステムQ&A
参考
国税電子申告・納税システム(e−Tax)
総務省・住民基本台帳ネットワークシステム