Web siteは,俗にホームページとも呼ばれていますが,本稿ではWeb siteに統一して説明していきます。Web siteを作成するにはHTMLの知識を要します。HTMLにはいくつかの種類がありますが,ここではXHTML1.1について紹介します。
Web siteを作成するにあたって,テキストエディタ(text editor)と呼ばれるものが必要になります。テキストエディタは,Microsoft Windows,Linux,Macintoshなどの代表的なOSにも必ず搭載されていて,それぞれの標準テキストエディタは,メモ帳,vi,SimpleTextです。
インターネット上では標準テキストエディタに比べ高機能なテキストエディタがフリーまたは有料で公開されています。代表的なものは以下の通りです。
XHTML1.1では1行目にXML文書で書かれていることを示す宣言すなわちXML宣言をしなければなりません。以下がXML宣言です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
よく分からなければ,おまじないのようなものと思ってそのままコピーして貼り付けてください。
次に2行目にDOCTYPE宣言をしなければなりません。DOCTYPEとはドキュメントタイプすなわち文書の形式のことをさします。DOCTYPE宣言を行うことによってWeb siteが何で書かれているかという定義づけを示します。
XHTML1.1では以下のように宣言を行います。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
これもよく分からなければ,おまじないのようなものと思って同様にそのままコピーして貼り付けてください。
ここまでで,エディタに書かれていることは以下のようになっているはずです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
DOCTYPE宣言の後には,html要素(<html><html/>)を書きます。html要素は一番偉い要素で全ての要素はhtml要素に含まれ,また,html文書であることを定義します。
ここまでで,エディタに書かれていることは以下のようになっているはずです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd"> <html> </html>
XHTML1.1ではxmlns属性,xml:lang属性の記述も必要なのでさらにそれを記述しなければなりません。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja"> </html>